遠慮がちの男
2020年10月10日
天候 曇り
気温 28度
水温 28度
波高 4のち3m
北風続きです。
今日も定期船上原行きは欠航、これで4日目かな。
石垣から朝一便(石垣7:10発)の大原周りで入るゲストを迎えてのダイビングでした。
9時前頃には大原からの送迎バスで到着するだろうと店で待っていると、ちょうどその時間帯に大雨。
うちのお店はバス通りの県道から、無舗装の砂利道を100mほど歩かないといけない。
車で通りまで迎えに出ると、すでにバスが道路脇に停止していて、扉の奥でバスから降りずにこちらの様子を見ているゲスト。
バスの運転手が「ここだけど、どうするか?雨止むまでちょっと待とうか?」っと他に乗客がいるのになんとも優しい神対応。これぞいりおもてなしです。
そんないりおもてなしに感動したゲストとうねりのある中、本日の1ダイブ目。
小さな根にキンギョハナダイが100匹ほど群がってました。あまり華やかさはないのですが、近寄って何気に見るとメスと幼魚ばかり。
すると1匹だけ、わずかにオスの体色をした限りなくメスに近い、メスっぽいオスがいる。
ハナダイの仲間はメスがオスに性転換をしてハーレム社会を持つので、ある程度まとまって群れている箇所では必ず数匹のオスがいますが、その逆に子供たちばかりや、メスが数匹だけいる場所はよくあること。
オスが1匹だけっということは、このオス、メスっぽく見えるけど実はすごく魅力的で精力的で他のメスがオスになるのをやめさせてしまうほどの存在なのかもしれません。
勝手にそんなことを考えていたら、面白くなってしまいました。
でもねこのオス、根に近づこうとすると我先にと影に隠れるんだよね。
自分がいなくなったら、この群れは誰が見るんじゃいってことなのか、ただ単にめちゃめちゃ弱いオスなのか?
どうでもいいことかもしれないれど、こんなことを思いながら水中を観てみるのも非常に楽しいのです。
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