最新日記

色づく時

キンメモドキが群れる6月

 

天候 雨のち曇り

気温 30度

水温 28度

波高 2のち1.5m

 

朝から雨です、西表島は今季、雨量が少なく干ばつ気味だったので恵みの雨です。

 

ゲストにとってはあまり嬉しくはないのですが。

 

まずは慣らしのダイビング。

 

今、海の中は繁殖期なので、魚のオスがあの手この手でメスを誘惑するシーンが見られたり、産卵を控えた魚やそのたまご、または誕生してようやくお披露目となったBabyや幼魚をたくさん見ることができます。

 

 

そうしたBabyは、もちろんもっともっと小さいときがあるわけで専門的には仔魚とか稚魚と呼びます。

 

魚はそのほとんどが卵から孵化するのですが、孵化したばかりの仔魚は体長2ミリ程度、ほぼ無色透明で親とは似つかない格好で誕生し、その仔魚が広い海を浮遊生活を続けてプランクトンを食べ成長し、1〜2か月もすると次第に親に似た形になってきて浮遊生活から着底生活に移行します。

 

着底生活を開始後、しばらくしてからようやくブクブクと潜っているダイバーも視認できるような大きさ、体色となって、いやぁ〜カワイイBabyだの幼魚だのってことで愛されます。

 

だから、本当は海中にはすっごい量の仔魚が存在していて、稚魚も僕らが認識している以上に存在するわけです。

 

今は目を凝らせばその稚魚になったばかりの魚たちの存在に気がつくこともできます。

 

この頃になるとようやく、色づき始めてくる。

 

キンセンハゼの稚魚

 

綺麗なもの、美しいもの、派手なもの、わかりやすいものばかりに目を奪われてしまうけれど、こうしたことも知っていると魚ッチングの楽しさは無限に広がってきますね。

 

 

 

 

 

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