最新日記

マンツーマンで西表海中生物ウォッチングダイビング

P8022925.JPG昨日、ダイビング終了後に船を上原に戻す予定だったけど、西側の海の水があまりにも良かったのでこのタイミングでこの場所を離れるのは惜しい気がして、今日も引き続き白浜より出港。

ゲストは西表でのダイビングがすでに240回と言う事で今日はいつもとは見所を変えて楽しんでもらいました。おまけにマンツーマン、楽しくない訳がない。

1ダイブ目はウォチングが難しいベラ科の仲間とキンチャクダイの仲間を魚チング。

繁殖期ではないので、あまり派手な姿のオスは見れなかったけど、それでも一瞬ハッとするような姿を見せてくれました。

その体色と名前が一致しないチャイロヤッコ。さらにその形と大きさからスズメダイの仲間と思われがち。

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図鑑で見ても、水中で生で見ても全身が濃い紺色でどうして茶色と聞かれたけれど、画像見るとわずかに顔の一部が茶色になっているのがわかる、そしてネットで他の画像も調べてみると、全てではないけれど、やはり顔の部分が茶色に写し出されている。まさか茶色さんが見つけた訳ではないだろうから、多分そんな所から名前がついたのではないかな。

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そして、2ダイブ目はハナダイとベニハゼを魚チング。

残念ながらお目当てのハナダイはいなかったけど、スミレナガハナダイのygとその近くにキンギョハナダイygがいて、お互いの見分けもつけやすく、スミレナガハナダイのチャームポイントもさらに際立って見えました。

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浅瀬のアカネハナゴイもボディが透けているように見えてオスのくせに色気もアップ。そんなオスばかりがどういう訳かタテになって、集団を形成。

3ダイブ目はさらにネチネチと魚チング。

不動の人気者、黄色いジョーフィッシュがこっちを見ていると思えば、その近くには日焼けをした恥ずかしがり屋の恋のメモリーように焦げ茶色のジョーフィッシュが半分穴に顔を隠してこっちを見てる。


冬は砂地の場所も夏の太陽を受けて藻が繁殖、その藻に紛れて姿形を絶妙に背景に合わせてゆっくりと移動しているセダカカワハギのペア。
同じグリーンでも周囲の藻の明るさに合わせて色を濃くさせたり、薄くさせたりしています。
身体の表面もつるつるだったのが、全身毛羽立った模様に変化させたりしてとってもトリッキーな魚です。

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シライトゴカイに隠れているスザクサラサエビ、背景といる場所でエビ自体もさらにゴージャスになります。
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そんなこんなで3ダイブ、マンツーマンならではのダイビングを楽しみました。ダイビング終了後、ゲストを送ってから船を上原港へ戻しました。

ただ気になるのが、やはり台風11号。当初の予報よりも日に日に進路が西寄り(西表寄り)になってきています。勢力も猛烈ですでに915hPa、まだ今後も進路や速度が変わると思われるので、これからこちらに来る予定の方は、よーく気象情報をチェックしておいて下さい。

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