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天候 晴れ
気温 32度
水温 26〜27度
波高 1.5 → 2m

季節感がない西表ですが、秋のいい陽気です。

台風17号で海が荒れた後も、バラス島には相変わらずミジュンが大集合。

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今シーズンは本当に多い。これしばらく水中から眺めているだけでご飯いけちゃいますよ。ちょっと表現違いますけど、それくらいいい眺めです。

そして昨日は、海水から淡水へと場所が変わって、西表が誇る県内最大級の川、浦内川へ生息魚の調査へ行ってきました。

遊覧船で軍艦岩まで行き、そこからは山道を登り、さらに上流へ。

そして観光で有名なマリウドの滝の近くから、川岸へ降りてそこから、下流に向けて川の中を覗いていきます。

浦内川の中流には、幾つもの淵(たまり)のような箇所があり、河口に向けて小規模の滝が、それを繋いでいる。

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昨日は水量が多く、ところどころ急流になっていたので、アトラクションのように結構スリリングでしたが、渓流域の川の中はこれまで見てきた中で一番、魚が多く見られました。

夏の7〜9月にかけてが一番、魚が多いとは聞いていたのですが、これには驚きの事実があるのです。

あまり知られていないようですが、この浦内川からは407種もの魚が確認されていて、日本が誇る四万十川の199種を大幅に上回っている。さらにこの川でしか見られない種の魚が16種もあり、絶滅危惧種に指定されている魚に関しては43種も生息している。

この浦内川に生息する魚の多くは、なんと海とこの浦内川の渓流域を行き来しているというから驚いた。

魚によっては、海やマングローブの生い茂る汽水域で稚魚、幼魚期を過ごし、それからこの渓流を遡上して渓流域で生活、産卵しているという。

昨年の12月の寒い時に調査した時には、あまり魚が見られなかったのが、水温の関係もあるけれど、今回多く見られたのはこうした理由もあってのこと。

これまで3回ほど調査に来ているけど、12月と4月にはほとんど見なかったボウズハゼ、急流箇所には大抵いました。

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このハゼは夏に渓流域にて産卵をし、孵化した仔魚は直ちに海へ流れ出て、冬を海で過ごした稚魚が翌年春には河口の汽水域で淡水に慣れるために過ごし、その後成長に伴って遡上を開始するのだそうだ。

今日見たボウズハゼは図体がとにかくでかく、岩に張り付き藻類を食している姿はあまりオススメできない。

こちらはユゴイ。

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人の姿が珍しいのか、数匹で後をつけてくる。渓流域のいたるところで見られた。
汽水域から淡水域に生息して、多くは淡水域で過ごす。しかし仔魚期は海で生活をし、ある程度成長すると遡上を始め、淡水域を目指すという。

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それから、これは海でもマングローブの汽水域でも見ることがあるゴマフエダイ。
成魚は海水域の内湾などで見られる。幼魚は汽水域や淡水域で生活するようで、産卵は一体どの場所でしているんだろうか?

今日も見たのは体長20センチ未満の幼魚が多かった、時より30センチくらいのものも。

とにかく、遊覧船で約20分、そして山道を駆け上がること20分、そんな川の上流に海にいる魚がいるってことが凄すぎる。

っで、今回ようやく調査対象でもある魚に初対面。

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シミズシマイサキ

絶滅危惧種で今の所、浦内川と同じく西表島にある仲間川にしか分布しておらず、個体数も著しく少ない。

ほぼほぼ川で生活する魚のようでもしかすると、この川からいなくなってしまうと絶滅してしまうかもしれない。

生息環境が狭く、限定された場所なので、環境変化などで本当に簡単に姿が見れなくなってしまう。

そしてこうした源となるべき生き物の生息環境を変化させてしまうともちろん他の生物にも何かしらの影響があるのは確実。

自然を残そうとか言うと、どうしても偏りがちな考えなのかもしれないけど、こうした自然にどれだけの人たちが感激して、癒され、幸福感をもたらされているのか。

この感動と喜びは、人がどれだけ知恵を絞っても、同じようには生まれてこない。







投稿日:2016年10月 2日

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