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生物の宝庫、浦内川

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天候 快晴
気温 33度
水温 30度
波高 1m

快晴が続く西表です。

西表島には沖縄県内最大の浦内川があります、正確に言うと琉球列島以南、種子島以南で最大級。

先日の晩、この浦内川についての勉強会があった。

奥行きは39キロ、上流部は渓流域、そして特徴的なのは河口付近に海水が混じり合う広大な汽水域があり、この汽水域は潮が引くと干潟となり、周囲には広大なマングローブ林が広がっています。

この特異な環境の川には現在わかっているだけで。400種近くの魚がいるそうです。これは河川としては日本一で世界的に見てもかなり凄い川なのです。

そしてここで新たに発見された生物やこの川にしか生息していないとされる生物がいる事にも驚かされる。魚も希少種とされるものや絶滅危惧種に指定されているものが多く、非常に貴重な生物の宝庫でもあります。

また未成熟魚がこの川で幼魚期を過ごし、成長すると内湾の海で生活するものもいます。つまり魚の貴重な生育場でもあるのです。

話を聞いていると、今まで思っていた以上に凄い川だという事がわかった。

でっ今日は日の出前に起きて、その浦内川へ。

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お世話になっている東海大学に頼んで、敷地内に係留してあるカヌーを拝借。

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じつはここ数年、こうして夏の休みのタイミングにこの川を泳いだり潜ったりして見ている。

だから、生物が豊富なのはある程度わかっていたけど、まさか渓流域にいる魚の多くが一時は汽水域や海へ下って、成長してまた川へ戻ってくるなんて事は思っても見なかった。

今日は渓流域には行っていないけど。

オキフエダイの幼魚達、これが一番多かったかな。

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ヒメツバメウオ、昨年よりも大きくなって来ています。

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マングローブ林の中には幼魚もいました。

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カーシビ(ゴマフエダイ)は一時よりも少なくなってしまった。潮の関係もあるかと思うけど。

コモチサヨリ、マングローブの近くで水面に浮いてるプランクトンなどを食べているようです。2匹いるように見えるから面白い。

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ミヤラビハゼ、マングローブの支柱根のまわりに群れで生活しています。

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今日一番ビックリしたのはこのウツボ、図鑑で調べてもよくわからない。

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顔はこぶし大だけど、全長2mはあるよ。

そして昨年、ここで初めて生態を見たテッポウウオ。

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やや奥地に入った箇所でじっと待っていると、現れるんだな。

今後も定期的に来ようと思います。

投稿日:2015年8月 1日

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