ギンポのくせに

水温はまだ24度となかなか上昇しませんが、海の中は只今エキサイティングです。

繁殖行動や生態観察するには、この時期がお勧めですよ。

今日は目を欺かれそうなほど、見事な擬態の生物がいました。

モクズショイやカイカムリなど、自分の身体に生物や海藻をくっつけてカムフラージュしている甲殻類がいますが、今日のはちょっと驚いた。

その場所にだけあった小さな海藻のすぐわきに、ぽつんと孤立して同じ海藻があったので何気に見ると、その海藻が不気味な感じで動いた。

頭の先から爪の先まで全身にその海藻をはわしているカニだったのだけど、まさに海藻がカニに化けたような見事な装い。

仮装大勝もんだ。

そして、いつもの根にはこの時期、キンギョハナダイやケラマハナダイのちびっ子が集まっている。

その中に紛れて、ちょっと泳ぎ方に違和感のある魚が一匹。多勢に紛れていれば安心といったところでしょうか。

ハナダイギンポという、ギンポのくせにハナダイに紛れ込んで生活する変わった魚です。

その性格も面白いけど、ずっと追っかけているとやはりバレたと思うのか、群れから離れて、一人岩陰の穴に身を潜めて、それこそ普通のギンポのように穴から顔出してこっちを見てる。

少数派だけに生き残っていくのが大変なんだろうな。

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